アトピー性皮膚炎&スキンケア講座
本日11月1日にアトピー性皮膚炎&スキンケア講座を開催しました。
講師に横浜市みなと赤十字病院アレルギーセンターより安藤先生が来てくださり、
1か月~2歳半の親子16組が参加してくれました。
【講義】
アトピー性皮膚炎ってなぁに?どんなケアが必要なの?ということを
主にスライドを使って説明していただきました。
お医者さんと患者さんというシチュエーション等を用いながら
いろんな疑問についてお話していただきました。
「アトピーと診断を受けたかどうかよりも日頃からのスキンケアが何よりも大事です」
と先生のお言葉。
スキンケアとは特別なことではなく
「皮膚を清潔にする=きれいに洗う」ことと「しっかり保湿する」こと。
肌が荒れてしまった方はもちろん、肌荒れ予防としても同じケアが必要です。
保湿していてもよくならない場合には病院を受診して、薬によるケアと保湿を行いましょう。
肌荒れ=皮膚科、アレルギー科でなくても大丈夫。
まずはかかりつけの小児科を受診してからでも遅くないですよ、とのことでした。

子どもたちはママの近くでおもちゃで遊んで一緒に参加♪

多少子どもの声がにぎやかでもお互い様☆
【実技】
正しいスキンケアの仕方とは?ということで
泡立て体験と、ハンドクリームで行う保湿剤の塗り方を実際に体験しました。
普段体を洗うときにはどんな泡、石鹸で洗っていますか?
保湿効果の高い、ちょっとお高いボディソープを使用する必要はありません。
必要なのは「質の良い泡」です。
しっかりとよく泡立てて、手を返しても手の平から泡が落ちないくらいの
もっちり泡で体を洗いましょう。
また、洗う際は泡をたっぷり使って素手で洗います。
今回はビニール袋に液体ボディソープを1プッシュ、お水を適量(100cc程度)入れて
口をねじったらひたすらシェイク!!!必要に応じてぬるま湯を追加します。
それだけで生クリームのように角の立つ上質な泡の出来上がり♪

ビニール袋でひたすらシェイク!

たった1プッシュのボディソープがこんなにたっぷりの泡に大変身
保湿剤の塗り方について、
大人の手の平2枚分に保湿剤を塗るには
大人の人差し指(指先から第一関節まで)にしっかり出した量が必要です。
今回はハンドクリームで量を体験しました。
ママたちからは「こんなにべったり!?」という声がたくさん上がりました。
目安はティッシュがくっつくくらいたっぷりと。

手の平2枚は我が子の体だと腕1本?

先生と1対1で「うちの場合」についてお話しできました
最後に個別質問の時間を設けました。
今回はアトピーのある方よりも、親や兄弟にアトピーがある、まだアレルギーはなにもないけど…
という予防意識をもって参加された方が多かったのですが
既出の通り日頃からのスキンケアが大事ですから、
これからの乾燥の季節をトラブルなく過ごせるよう実践していただければと思います。
今回の記録や資料は広場でも閲覧、お渡しできるように準備したいと思いますので
参加できなかったけど気になるわ!という方、ぜひご覧くださいね。
(のんびりんこ 宇野)