離乳食講座~離乳食は食べることのはじめの一歩~
本日9月6日(木)に離乳食講座を行いました。
栄養士グループ りぼんの会の長谷川さん、
中区で活動している松村さんの2名の栄養士さんが講師として来てくださいました。
お二人はのんびりんこやかなーちぇでの栄養士相談や
中区役所の離乳食講座などにも関わっていらっしゃる頼もしい講師です♪
離乳食の進み具合を目安に2部に分けて講座を行いました。
以下簡単な概要です。
【①離乳食を始める前、始めたばかりの親子(概ね4~5ヵ月)】:10組
これから始めるにあたり子どもからの合図や食材について、調理の仕方などを中心に
お話していただきました。
●離乳食の開始時期は5、6ヵ月ごろです。
「よだれが良く出る」「大人の食事を見て目で追ったり、興味を示す」などが合図となります。
●離乳食+授乳をセットにして1回の食事として考えます。
リズムを意識してしっかり授乳の間隔が空いてから開始しましょう。
●離乳食は午前、もしくは14時までに食べましょう。
万が一アレルギー反応があった際に病院で受診できるようにします。
●おかゆは母乳(ミルク)から考えで徐々に水分が減っていくようにします。
1回食は10倍がゆをすり鉢ですりつぶし、ポタージュ状にします。
●最初の1週間:おかゆだけ(1-2さじでOK)
次の1週間:おかゆ+野菜(野菜は種類を増やしていきます)
その次の1週間:おかゆ+野菜+たんぱく質
(少量でOK、食材・スプーンになれることが目的です)
…そのほか詳細はのんびりんこのひろばにまとめと当日資料を置いています。
ご参照ください。

ニンジンをゆでるときは皮をむいて4分の1くらいに斜めに切ります

手前にあるのは昆布とシイタケの漬け出しです。容器に入れて水につけるだけ!!
【②離乳食を進めている親子(概ね6~11ヵ月)】:21組(14組+7組)
つまづきやすいポイントやよくある質問などを織り交ぜながら2~3回食について
お話していただきました。
●野菜の固さや形状
1回食~3回食まで食材の硬さは同じで親指と中指で簡単につぶせる柔らかさが目安です。
1回食:形がなく、ポタージュ状
2回食:舌ですりつぶせるよう薄く切る
3回食:歯茎でつぶせるよう小さめのサイコロ状
●味付けについて
あまり食べなくなった…というときには味付けをしてみましょう。
出来上がった離乳食に1滴のしょうゆor塩で十分です。
→風味や香りが付き、それだけでも食欲が増します。
※調理過程で入れると濃くなりすぎてしまうことがあるので要注意
→2回食後半以降に他の味付けも進めてみましょう。
醤油・塩・味噌(みそ汁の上澄み程度)・トマト味・バター・ミルク味など
味付けをすることで同じ食材でもバリエーションが広がります。
※バター、ミルク味は乳のアレルギーがない場合のみ
●アレルギーがでたら病院を受診し、その後については主治医の指示に従い進めていきましょう。
まだアレルギー反応が出ていないときは怖がらずにステップを踏みながら食べましょう。
→アレルギーの原因となる食品にはステップがあります。
1度に食べる量、食べ方によって反応が異なります。
食べさせる前に1度確認してから始めましょう。
…そのほか詳細はのんびりんこのひろばにまとめと当日資料を置いています。
ご参照ください。

子どもも一緒にママの隣で受講しました。おもちゃで遊んで楽しかったね♪

「うちの子の場合」をじっくり栄養士さんに相談できました

1~3回食の硬さ・形状を食材別に展示しました。
どれも柔らかさは同じですよ!
最後に個別質問や、講座の中で処理した食材を展示して講座の後で近くでみていただきました。
参加したママたちからは「実際に見れてわかりやすかった」の声が多数!!
本などで写真を見ることはあっても調理方法の詳細や出来上がりの柔らかさなどは
分かりにくいことも多いので、実際に見てみるのが一番ですね。
今回の資料やまとめはのんびりんこのひろばで見れるように準備いたします。
細かいニュアンスなどはぜひ栄養士相談をご活用ください。
次回は3月に実施予定です。
(のんびりんこ 宇野)