幼児安全法講習~支援者向け~
先日10月15日(月)にのんびりんこの休館日を利用して幼児安全法講習を行いました。
のんびりんこのスタッフの他にも子育てサポートシステムの提供会員さん、
お誕生日会でお世話になっているかざぐるまの会さん、
ひろばのボランティアさんなど計23名が日本赤十字社による講習を受講しました。
手当対象を乳幼児とし、座学と実技を受けました。
講座の内容についてちょっとだけご報告します。
【座学】~主に乳幼児の観察の仕方と事故防止について~
●乳幼児と大人の最も大きな違いは自分の状態を言葉で表現できないこと!
だから大人による推測が必要となります。
例えば:階段の下で泣いている…落ちた?角にぶつけた?出血などはないかな?
「何で泣いてるの?」と聞いても答えてくれませんよね。
どうしたのかな?という気持ちでいろんな可能性を探ってみましょう。
●なんだか子どもがぐずっている時にはいつもと何が違うのか考えてみる
熱はないか?発疹は出てないか?汗ばんでないか?そういえば便秘気味?などなど…
「いつも」の様子を知っているのは保護者です。
病院に行った際にも普段と違うところを伝えられるようよく観察しましょう。
●子どもの成長にあった(先回りした)事故防止を心がけよう!
ねんね・はいはい・つかまり立ちなどそれぞれの時期の目線の高さを考えてみましょう。
「だめよ」と注意する際にはなんでダメなのかも伝え、必ず傍で見守りましょう。
→遠くから言うだけでは効果なし!!
【実技】~AED講習とバンダナ・ストッキングを用いた手当等~
●もし意識のない傷病者に出会ったらまず助けを呼び、救急車の手配をしましょう。
その場に一人の場合もまず「119番」です。処置はその後に行います。
救急要請の際には
「住所」「氏名」「電話番号」「目標物」「子ども(傷病者)の状態」を伝えましょう。
●「心臓マッサージ」「人工呼吸」「AED」はセットで考えましょう。
AEDの使い方に自信がなくても大丈夫!
電源を入れれば次の動作を音声で誘導してくれます。
●「乳児」と「幼児」は1歳(体の大きさ)を目安区別しています。(幼児安全法において)
●病院に行って適切な処置をしてもらうために応急手当をする際は薬などを使いません。
最低限のみの手当て(止血、傷をきれいにするなど)でOK
●手当の際に一番最初に必要なのは「寄り添う気持ち」
特に相手が子どもの場合「だから言ったじゃない!」など怒らずに
「大丈夫?」「痛かったね」と優しい言葉をまずかけましょう。
のんびりんこでは毎年スタッフはこの講習会を受講しています。
活躍する日がないことを祈りつつ、もしものときに怯まないように!!
いざというとき知っているのと、知らないのではまたっく違いますからね。
日本赤十字社の講習は個人でもお申込みできますのでぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
(のんびりんこ 宇野)